【高校入試】私立高入試でよく聞く、併願優遇とは?

こんにちは。進学塾メイツの野田です。
高田馬場教室に通う生徒たちは2学期期末テストを終え、テスト結果がぞくぞくと返却されているところです。
定期テストでの成績アップ実績については、私の次の記事でご紹介したいと思います。

2学期期末試験を終えた中学3年生は、いよいよ高校入試に向けてラストスパートをかける時期となるため、今回は中学3年生の高校入試に向けた記事を書きました。
よく受験生の保護者の方から、併願優遇制度についてのご質問を受けます。そのため、今回はこの併願優遇についてまとめました。

東京都における高校受験の特徴

まずお伝えしたいことは、東京都の高校受験は全国でも独特であるという点です。
その理由は、都内に数多くの私立高校があり、他地域とは異なる教育環境であるためとも言われています。
具体的には、都立高校の男女別定員や内申点計算方法、そして今回お伝えする私立入試における併願優遇です。

特に、お子様が初めて入試に向かわれるという保護者の方は、ご不安が多いように思います。そのような場合は、インターネットで情報を得るという方法以外に、私たちのような学習塾の先生に相談するといった方法もあります。
進学塾メイツでも、定期的な面談の実施に加え、高校入試に関するご質問に随時お答えさせて頂いておりますので、もし高校入試に向けてご不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

併願優遇制度について

それでは本題となる併願優遇の制度についてご紹介していきます。
併願優遇とはずばり「実際の入試より前に、内申点でほぼ合格が決まる」という制度です。

ただし、併願優遇を受けるためには、
➀志望する私立高校が設定している内申点の基準をクリアしていること
➁在籍する中学校と私立高校の間で、併願優遇を利用することを事前に確認していること
➂私立高校の一般入試を受験すること

が必要です。

併願優遇の併願とは、都立高校を受験してもよいという意味です。
私はよく「併願優遇は都立高校を受けてよい単願」のようなものだと言っています。

都立高校に合格すれば、併願優遇の私立高校を辞退して都立高校に入学することができ、都立高校が不合格であった場合は、併願優遇を利用した私立高校に進学することになります。
そのため、併願優遇を受ける時はよく考えて受けるようにしてください。

高田馬場教室の生徒も多くが、この制度を利用します。
その理由としては、進路が決まった状態(都立高校に落ちても、私立高校に行ける)で受験できるので、気持ちが楽であるという声を聞くことが多いです。

併願優遇制度を利用するときは

それでは、併願優遇を受ける時はどのようにすればよいのでしょうか。
具体的には以下の2つのことを行ってください。

(1)併願優遇を受けることを中学校の先生に伝える。
先ほど書いたように、在籍する中学校と私立高校の間で、併願優遇の利用を事前に確認していることが条件となっているためです。

(2)受けたい私立高校の学校説明会や個別相談会に参加する。
これらの参加を出願の必須条件にしている高校もあるためです。高校によっては、内申点が基準に足りない場合でも、私立高校の先生と直接お話しすると出願が認められるケースもあるようです。

期末テストを終えて、各中学校では3年生とその保護者の方との三者面談が実施されています。いよいよ受験生として、高校入試に向かっていく生徒たちを講師一同、全力でサポートしていきたいと思います。

もちろん来年・再来年と受験生になる現1、2年生も同様です。
勉強に関しての不安・悩みがある方はどうぞお気軽にお問合せください。

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