2022年度スタート!都立入試 英語スピーキングテストについて

はいはい!こんにちは!!
メイツの片野です。

本日は、現在中学2年生の子たちから始まる、都立入試における英語スピーキングテストについて紹介をします。

・そもそもスピーキングテストについて知らない
・聞いたことはあるけど詳しくは知らない
・知っているけれど、対策の仕方がわからなくて不安

そういった方はぜひこちらの記事を読んでください!
絶対に参考になります。というか参考にしなさい!

なぜ英語スピーキングテストが導入されるの?

雑にいうと、「流行っているから」です。
グローバル化が進んで、英語話せたほうがいいよね、というのはかなり前から言われていますが、昨今の大学入試改革をはじめとした教育改革の流れを汲んでいます。
英語の教育改革は大きなポイントで、4技能「読む・聞く・書く・話す」を平等に評価しましょう、ということになっています。

個人的には、英語を勉強するからには話せたほうが確実に楽しい(外国人の友達ができる→異文化に触れられる→楽しい)と考えているので、導入には賛成です。
英会話に触れ、練習する強制的な機会になるので。

個人的な意見だけでなく、東京都教育委員会の報告書内容も載せておきます。

学校外国語科の目標は、「外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う。」と示されている。(中略)平成31年度入学者選抜までの英語学力検査には、「話すこと」を評価する内容は含まれていない(中略)受検者にとっても、都立高等学校入学者選抜において、これまでの学習成果が評価されることは、重要な意義がある。そのために、英語検査においては、『聞くこと』『話すこと』『読むこと』『書くこと』の4技能の評価を行うべきである。

令和2年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告書より

英語スピーキングテストの導入スケジュール

現在の導入スケジュールは次のようになっています。

・令和2年度(実施済)
確認プレテスト➀
都内公立中学校3年生※抽選で当たった学校

・令和3年度(これから)
確認プレテスト➁
都内公立中学校3年生全員!

・令和4年度以降
本格実施
※令和4年度の実施予定日:11月27日(日)

これからの話ですが、まず、10月から「確認プレテスト➁」が始まります。
高田馬場教室のある新宿区では、10月1日(金)の都民の日に行う中学校が多いようです。
全中学3年生が対象となりますが、こちらはプレテストなので、都立入試への活用はありません。

実際に活用がされるのは、令和4年度、つまり来年以降の都立入試からです。
令和4年度の試験日程は既に決まっていて、年明けの都立入試前に受検をし、入試の成績に活用する予定です。
現在の中学2年生から対象となるので、2年生以下はしっかりと対策をしていかなくてはなりません。

実施方法

・受検回数は各受験者1回
・タブレット端末、イヤホンマイク、防音用イヤーマフを使用し、解答音声を録音する方式

タブレットを使って、英語を声に出して録音をする形式です。
現在、都立の中学生は全員にタブレットが配布されているので、これからこの形式に慣れていけそうですが、練習は必要ですね。

プレテスト結果

先ずはこれまでのプレテストの結果です。

ここから、以下のことがわかります。

・出題形式と評価方法は、英検の二次試験に似ている
・対策をしているかどうかで、差が出やすい

実際の問題については後述しますが、きちんと対策をしなければ点数は取れません。(当たり前ですが)
配点は、現在出ている案で25~30点近い配点になります。
30点というと、従来のテストの6問分くらいの配点に相当します。
都立国語でいうと、漢字と作文で満点を取るくらいです。

対策をして、確実に点数を取れるようにしなければなりません。

プレテスト問題内容

さて、実際にどのような問題が出題されるのでしょうか。

こちらは問題の一部ですが、Part Aは、原稿を読み上げる問題です。
与えられた文章を黙読した後に、同じ文章を声に出して読むというものです。
単語の発音がわかっていないと点数にならないです。
普段からどれだけ英語を口に出しているか、教科書の音読をしているかが重要になります。

ちなみに、こちらは英検3級以降の二次試験と同じ内容ですね。

次に、Part Bの問題ですが、与えられた情報をもとに英語で答えるものです。
こちらも、英検の二次試験の問題に類似した内容となります。
与えられた情報を整理し、英語で答えなくてはいけないので、練習をしておかないと整理できずに適切な解答を伝えるのは困難でしょう。

他にも、
・4コマのイラストをストーリーで説明する
・質問に対して、自分の考えと理由を伝える

といった問題があります。

どれもいざ英語で問われると、とっさには答えられないでしょう。

メイツでの対策方法

ここまで見てきたように、新しいスピーキングテストは、きちんと対策をしなければ点数に結びつけることはできません。
直前に対策ではなく、日ごろから英語を声に出す習慣を身につけることが一つ対策になるかと思います。

・定期テスト対策
メイツは定期テスト対策に重きを置いていますが、英語の学習では「単語の発音を覚える」ことを徹底しています。
そもそも正しい発音が分からなければ、暗記は困難なのでそのようにしています。
発音はタブレットの教材から出るようになっているので都度確認ができ、講師からも「この単語を発音してみて」と問いかけて確認しています。

・英検対策
年3回の直前対策講座と、各季節講習の年6回対策期間を設けています。
スピーキングテスト自体が、英検3級以降の二次試験に類似していることから、英検対策がスピーキングテスト対策に直結することがわかります。
メイツの二次試験対策は、タブレットに音声を吹き込み確認をしていく形式なので、方法から練習することができます!
また、スピーキングテストの自分の考えと理由を伝える問題は、英検のライティング対策を行うことで、型を使った英語表現の練習ができるので、こちらで対策ができます。

終わりに

以上、スピーキングテストについてでした。
現在、中学2年生の生徒たちから実際に試験が行われます。
対策は今から行うに越したことはないです!!

メイツで普段の定期テスト対策と英検対策を行い、スピーキングテストの対策を進めていきましょう!

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片野泰敬

進学塾メイツ エリアマネージャー 北海道札幌出身。「より良い人生を送るための教育」をモットーに、日々生徒の成績向上に励んでいる。趣味は料理、飲み歩き。
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