【在籍生徒の志望校調査】都立多摩科学技術高校|新宿区で高校入試対策の個別指導塾をお探しなら|進学塾メイツ 高田馬場教室
こんにちは! 進学塾メイツ教室長の小野です。
「将来は科学者になりたい!」「最先端の技術を学びたい!」そんな理系志望の中学生から絶大な人気を誇るのが、都立多摩科学技術高校です。今回はこの多摩科学技術高校(通称:多摩科)がどんな学校なのか、塾の視点から詳しく掘り下げていきます!
都立多摩科学技術高校の3つの特徴
多摩科は、ただの理系に強い高校ではありません。「科学技術科」のみを置く専門高校であり、その教育内容は非常にユニークで実践的です。
- SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校
文部科学省からSSHの指定(2022年度から第Ⅲ期)を受けており、国からも認められた先進的な科学技術教育を行っています。大学や研究機関と連携した授業や、海外研修など、他校では経験できないプログラムが満載です。 - 「課題研究」と「卒業研究」が必修
生徒が自らテーマを見つけ、1年半かけて探究活動を行う「課題研究」「卒業研究」は、多摩科の教育の核です。仮説を立て、実験・検証を繰り返し、論文にまとめて発表するというプロセスは、まさに大学での研究の先取り。ここで培われる探究心や論理的思考力は、大学入試はもちろん、その先のキャリアでも大きな武器になります。 - 充実した最新設備
電子顕微鏡や3Dプリンタ、遺伝子解析装置など、大学の研究室レベルの最新設備が整っているのも大きな魅力です。生徒たちはこれらの機器を実際に使いこなしながら、より高度な研究を進めることができます。
部活動はやっぱり科学系が強い!
多摩科の部活動は、やはり科学系の充実ぶりが際立っています。
- 科学研究部:物理、化学、生物、数学など様々な班に分かれ、世界レベルの研究に取り組んでいます。国際的な科学コンテストで入賞する生徒もいるほど、非常にハイレベルです。
- ロボット研究部:ロボットコンテストの常連で、設計からプログラミングまで本格的なロボット製作に打ち込めます。
- 天文部:校内の天体望遠鏡を使った本格的な天体観測や研究が可能です。
もちろん、陸上部やサッカー部、吹奏楽部といった運動部・文化部も活発に活動しており、文武両道ならぬ「科武両道」を実現している生徒が多いのも特徴です。
年間行事にも「科学」があふれている!
学校生活を彩る行事も、多摩科ならではの魅力があります。
- 多摩未来祭(文化祭):各研究部やクラスによる研究発表は圧巻の一言。来場者を楽しませる工夫も満載で、科学のテーマパークのようです。
- 課題研究発表会:2年生、3年生がそれぞれの研究成果を発表する場です。ポスターセッションや口頭発表など、学会さながらの形式で行われます。
- サイエンスダイアログ:海外から研究者を招き、英語で最先端の科学について講義を受ける特別な授業です。
入学に必要な学力と換算内申は?
さて、気になる入試についてです。多摩科に合格するためには、どのくらいの学力が必要なのでしょうか。
ズバリ、塾の目線での合格の目安は以下の通りです。
- 偏差値: 62前後
- 換算内申: 45~48(65点満点中)
オール4に、いくつかの教科で5がある、というイメージですね。特に実技4教科の成績が2倍で計算されるため、副教科も決して気は抜けません。
そして最も重要なのが、数学と理科の配点が1.5倍になる「傾斜配点」が採用されている点です。つまり、数学と理科の得点が合否を大きく左右します。この2教科が圧倒的に得意な生徒にとっては、非常に有利な入試と言えるでしょう。私たち進学塾メイツでも、この傾斜配点を意識した過去問演習や得点戦略指導に力を入れています。
進学実績:理系国公立大学への登竜門
多摩科の最大の強みは、その高い進学実績、特に国公立大学への進学率です。高校3年間の探究活動で培った力を武器に、多くの生徒が難関理系大学へと羽ばたいていきます。
2024年春 主要大学合格実績(抜粋)
大学種別 | 大学名 | 合格者数 |
---|---|---|
国公立大学 | 東京都立大学 | 14名 |
東京農工大学 | 12名 | |
埼玉大学 | 6名 | |
電気通信大学 | 4名 | |
最難関私立大学 | 早慶上理 | 16名 |
GMARCH | 54名 |
※上記は一部です。他にも多数の国公立大学、有名私立大学に合格者を出しています。
特筆すべきは、やはり東京農工大学や電気通信大学といった、近隣の難関理系大学への進学者が非常に多い点です。高大連携で日頃から大学との交流が深いことも、進学実績に繋がっているのでしょう。
最新の入試倍率は?
都立屈指の人気校である多摩科は、例年高倍率の入試となります。
年度 | 最終応募倍率(男子) | 最終応募倍率(女子) |
---|---|---|
2024年度 | 2.10倍 | 2.13倍 |
2023年度 | 1.96倍 | 1.98倍 |
人気が高く、最終的には2倍前後の厳しい戦いが予想されます。男女の隔たりなく高い倍率となっているのが特徴です。
まとめ:多摩科学技術高校はこんな生徒におすすめ!
ここまで様々な情報をお伝えしてきましたが、最後に教室長として多摩科をおすすめしたい生徒像をまとめます。
- ✅ とにかく理科や数学、ものづくりが大好きだという探究心の強い生徒
- ✅ 将来、研究者や技術者として活躍したいという明確な目標がある生徒
- ✅ 受け身の授業ではなく、自ら課題を見つけて主体的に学びたい生徒
- ✅ 大学レベルの実験や研究に、高校時代から挑戦してみたい生徒
多摩科学技術高校は、「好き」をとことん突き詰められる最高の環境が整った学校です。合格へのハードルは決して低くありませんが、それに見合う、いや、それ以上の価値ある3年間が待っています。特に、数学・理科の傾斜配点を制することが合格の絶対条件です。
進学塾メイツでは、多摩科学技術高校を目指す生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムで、合格までを徹底的にサポートします。興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください!