【大学受験】国語塾講師が本気で薦める古文参考書

2013年09月29日 コラム

古文おすすめ問題集【順番込み】

今まで国語の講師として教えてきて、ようやく使用する参考書と順番が確定してきたので、それをみなさんにご紹介します。

まずは単語です。
FORMULA600/東進ブックス

 古今異義語を中心としてくれている点が有難いです。古文で単語が全然わからないという方は、とりあえずこの参考書のRound4くらいまでをやりまくればいいと思います。最初と最後に付録として、敬語のまとめと助動詞のまとめがあるのも勉強の手助けとなります。
しおりと一体化したFinal check tableを記入すれば、自分の苦手な部分を一目で確認できるのも、おすすめする理由の一つです。
600語覚えておけばとりあえず怖いものはないでしょう。

文法①
ステップアップノート30古典文法基礎ドリル

 文法を1からやる人はまずこれをやりましょう。問題のレベルも基礎レベル中心ですし、解説も詳しいので、すらすら進めます。教科書や他の参考書を隣においてやれば、さらにはかどると思います。文法は基本暗記でつまらないのですが、我慢してとにかくやりまくりましょう。
問題が少ないのが玉に瑕なのですが、それは次の文法書で補いましょう。ドリルだけでも、しっかりやりこめば、センター試験の文法問題は外さなくなるはずです。6点ゲット。

文法②
ステップアップノート30古典文法トレーニング

 ドリルで勉強したことを確認問題でさらっと復習した後、文章の中の文法問題を演習できます。文法の実践演習です。この文章問題のレベルが絶妙です。入試でよく出題される文章を選びぬいていて、とても勉強になります。ここに出題されている文章は音読をしまくって完璧に理解して暗記するくらいにしましょう。

文法&文章①
集中2週間完成古文 高校初級用

 古文に自信がある人はこの参考書を飛ばしてもかまいません。授業をきちんと聞いていれば、余裕でしょう。この参考書も文法②と同様、文章中の文法問題が中心なのですが、後半では、文章の読解や重要文法部分の訳出などを出題しているので、古文の問題慣れには良いでしょう。読解の際に注目すべき点が分かるようになると思います。この問題集も、完璧にするレベルの文章です。わざわざ名前に「2週間」と入れてくれていますから、2週間で終えるといいでしょう。

文法&文章②
古文上達 読解と演習45

 45題も入っているので、文章慣れ、古文慣れにはもってこい。この問題集を完璧にして、偏差値が50~55程にはなるかと思います。センター試験や中堅私大レベルかなーという感じです。主語判定を中心に読み込みましょう。
 実はこの一冊で古文を0から勉強できます。初めは歴史的かな遣いを現代的かな遣いにする問題などが出てきて笑ってしまうのですが、後半になってくると分からなくて笑ってしまうものが出てくる程です。1から順番にしっかりやりましょう。
 選択されている文章も入試頻出のものです。三週はして、上記参考書も含めてここまでが古文読解のための足場ですので、確実にものにしてください。「一冊を完璧に」。

読解①
中堅私大古文演習

 名前の通り、中堅私大用の問題集です。しかし形式が私大用であるだけであって、古文読解の練習には適しています。今までと比べると難しい文章・問題になっています。この問題集が偏差値55~60かなーというくらいです。中堅私大で実際出題された良問だけを厳選したものになっています。
 問題毎の解説がとても詳しく、一人で勉強出来るものになっていますし、それぞれ文章の出展の文学史がまとめられているので、受験までずっと活用できる参考書です。ジャンル・設問が偏りなく網羅できます。全24題。

読解②
古文 入試精選問題集

 KY塾のものばかりで恐縮です。難関私大・中堅国公立大の過去良問から選出されたものです。全22題。問題集よりも解答・解説の方が分厚く、かつ二段になっているので、濃厚な解説で学習できます。この問題集までやりきれば偏差値60は堅いと思います。
 文法的な基礎問題から読解記述問題まで幅広く出題されていて、その出題毎の着目の仕方・解き方を詳しく載せてあります。本番と同じように時間設定して解いてみてもいいかもしれません。本番はこのレベルが出題されるというのを実際に感じることができるので、モチベーションも上がるかもしれません。古文学習の最終的な目標は、この問題集が解けるようになることで十分だと思います。もし不安があれば『最強の古文』などを解いてさらに力をつけましょう。

もし、中堅私大古文演習をやって問題解けないなーってなったら、これ。
『古文マドンナ解法』

問題の解き方入門です。ただ文章自体がMARCHクラスの文章なので、非常に難しいです。
最初から答えを見ながらやってしまってもいいでしょう。問題へのアプローチを身に着ける一冊です。問題は8題。

全体を通して
 ここに挙げた問題集の文章をすべて合わせると135(+8)題あります。もちろんかぶっている文章もあります。この量で適切なのかどうかはわかりません。なぜなら、それはやりこみ度やみなさんの集中度・やる気も関わってくるからです。真剣にやれば十分な能力がつくと信じて僕はおすすめしています。絶対にやってはいけないのは、解いて○付けをし、一喜一憂して終わるというものです。一題一題を丁寧に取り組み、同じ問題がもし出たら満点をとれるようにするつもりで学習して下さい。また、一番力がつくのは音読だと思いますので、タイム設定(その内記事を書くかもしれません)をして音読をしっかりとやるように願います。
 古文が点差をつける武器になるよう、日々訓練してください。

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進学塾メイツ

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